2009年7月15日水曜日

動脈瘤破裂のPEA

高齢男性。朝より自制内の腹痛あり。夜仕事中に突然意識消失、椅子に座った状態で机にうつ伏せになった。うなり声あるも呼名に反応なく救急要請。当院搬入時血圧70/、HR100台、意識レベル3/JCS。腹痛あり。心電図は洞性頻脈、腹部エコーで液体貯溜あり、大量輸液しつつCT撮影。内腸骨動脈瘤破裂でした。その後手術の準備をしつつ大量輸血。一時PEAとなり心臓マッサージ、エピネフリン、アトロピン投与。ACLSコースのシナリオのようです(汗)。
自己心拍再開、大腿動脈からocclusion catheterを挿入し、瘤切除、血管吻合再建術施行となりました。たくさんの先生方の力で対処されています。
瘤破裂でも出血の仕方でだいぶ経過が違います。出血が止まり、落ち着いたバイタルで手術に持ち込めるケースもありますが、そうでないケースもあります。紙一重なんでしょうが。今回はかなり出血量が多く、苦労したようです。
このようなケースは緊急経皮的ステントグラフト挿入で対処できれば、よりスムースな治療が可能と思いました。この辺の最近の動向はあまり詳しくないのですがきっと、今後は増えていくと思われます。

2 件のコメント:

  1. 救急医の立場から言うと、こう言った患者さんはCTいるのでしょうか??と思います。

    エコーで充分じゃないのでしょうか??確かに心臓外科の先生はCTがと言われますが、、、、、開腹して術中エコーでも良いのではないかと思います。

    が、専門外の人間がどうこう言っても始まりませんね。

    私は腹部外科ですが、腹部臓器損傷ならばCTいりません。もちろんバイタルが安定していれば行いますが、、、、

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  2. 貴重な御意見有り難うございます。さすが修羅場を経験されている救急医の御意見で説得力があります。
    確かに無理に撮りにいって、CT室でCPAになったりするケースもありますよね(苦笑)。
    当院では、血管系(が疑われる)の患者の場合、バイタルがある程度安定することが条件ですが、CTは客観性が高いですし、可能な限り撮りにいっています。って、僕も専門外ですが(笑)。

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