2009年8月9日日曜日

突然死症候群

8月6日にラグビーの元日本代表の石塚武生氏が57歳という若さで急逝されました。早稲田大学、リコー、そして日本代表のフランカーとして活躍し、激しいタックルが売りでした。
現在は茨城の常総学院ラグビー部の監督を務めており、熱い指導を行っていたそうですが、その日練習に現れないため関係者が自宅へ訪れたところ、ベッドで死亡していたとのことです。
ラグビー好きの自分としてはかなりショッキングです。宿沢広朗氏といい、早稲田ラグビー人は短命なのでしょうか。
2019年のラグビーワールドカップの日本開催が決定し、将来の日本代表選手育成に燃えていたと思われます。残念です。御冥福をお祈り致します。

ところで、死因は”突然死症候群”と報道されています。はて。乳幼児突然死症候群(SIDS)ならともかく、成人の”突然死症候群”という表現は一般的なのでしょうか。器質的心疾患がないのに致死的不整脈で突然死を来しうるBrugada症候群QT延長症候群のことを”突然死症候群”、”家族性突然死症候群”と表現することはあるようですが、石塚氏はそのような既往があったのでしょうか?土浦市在住ですから、もしかして不整脈領域では日本トップレベルの病院である土浦協同病院にかかりつけだったのかな?なんてことも想像したりして。だったら、とっくに植え込み型除細動器(ICD)入っているでしょうか。
報道によっては、”死因は突然死だった”なんて、よくわからない表現になっていたりします。
突然死亡したら、なんでもかんでも突然死症候群になってしまいますね。
大原麗子も?押尾学の愛人も?
安易に使わないほうが良い表現なような気がします。


2 件のコメント:

  1. 日本では病理解剖や司法解剖などをする人が足りないから、、、、仕方ないのでしょうね。

    病院でも突然無くなった方のご遺族に、原因は?と聞かれても、、、解剖でもわかりませんでした、、、、と言うのが辛いです。

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  2. 鋭いコメント有り難うございます。行き着くところは医師不足、、、でしょうか。。

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