2009年10月6日火曜日

元気の源

最近急変が多いです。

早朝6時前。心筋梗塞で大部屋入院中であった高齢者が心肺停止になりました。病棟の心電図モニターがHR20bpm程の徐脈であることに気づいた看護師がベッドサイドに駆けつけると、意識なく、呼吸なく、脈拍触知 せず、心肺停止でした。すぐにナースコールで応援を要請、AEDを持って他の看護師が駆けつけました。AED装着したらショックの適応なし、CPRを継続しました。数分のうちに研修医、当直だった自分も到着。そのときはAsystoleでした。Critical conceptを意識したHigh Quality CPR、エピネフリン、アトロピンといった薬物投与、H' & T'による原因検索、、、。診療情報、状況、採血、エコー等の所見より、消化管出血による出血性ショックからPEA、Asystoleに陥った可能性が高いと思われ、輸血オーダーしつつ、輸液急速投与を施し血管内容量を是正することで自己心拍再開し、状態は落ち着いてきました。正に、ACLSコースのPEA/Assystoleのシナリオそのものでした。
勿論それなりにバタバタしましたが、チームとしてまずまず機能していたのではないかと思います。

医師は自分と初期研修医1人。看護師は入れ替わり立ち替わりでしたが4人。計6人が関わりました。自分はAHA ACLSインストラクターで、研修医と看護師1人がAHA ACLSプロバイダーでした。その看護師はAHA BLSインストラクターでもあります。残り3人の看護師は全てAHA BLSプロバイダーでした。うち、1人は最近更新コースを受講した方でした。
BLSインストラクターの胸骨圧迫は見事でした。適切な建設的介入も随所に見られ、大変心強かったです。他のプロバイダーたちの胸骨圧迫も勿論high qualityで、良きチームメンバーとして動いて頂きました。

AHAコースが全てではありませんが、たまたまAHAコースのプロバイダーが集まり、各々が良き働きを見せ,適切な蘇生処置が出来たことに、ちょっと感銘を受けました。
AHAコースの活動を続けていく元気の源になる出来事でした。

3 件のコメント:

  1. すばらしいです!!チームダイナミクスが患者さんを救った貴重な1例ですね。

    この研修医の先生が他の研修医にACLSを勧めてくれるでしょう!

    これからも頑張りましょう!!

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  2. るっくあっぷ2009年10月6日 18:20

    J先生、緊迫した場面でレベルの高いチームダイナミクスによって救命されたことに感銘を受けています。
    是非とも、適切な建設的介入などの例を教えて頂ければ幸いです。

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  3. Kim先生、るっくあっぷさん、コメント有り難うございます。
    エピネフリンやアトロピンの適切な投与タイミングの意見や、維持輸液を生食に変更するなどの意見を頂き、スムースな流れに大変役立ちました。

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