2010年2月9日火曜日

いまさらMONA

先週末のACLSコースで話題にでたこと。急性冠症候群のMONAの話。ACLSリソーステキストP196にはMONAの投与順はアスピリン、酸素、ニトロ、モルヒネ、であると書かれていることは以前このブログでも書きました。
ECCハンドブック2005 P28を見ると、MONAの投与順は酸素、ニトロ、アスピリン、モルヒネ、と明記されていました。
ECCハンドブック2008 P28には、酸素、ニトロ、アスピリン、モルヒネの順に記載されてはいますが、2005版と異なり"投与順"とは明記されていません。
書いてあることが微妙に異なるんですね。受講生は混乱しそうです。

我々の周囲では、アスピリンは酸素、ニトロより後に投与することが多い、といった意見が主流です。
リソーステキストの記載については、アスピリンを救急隊が所持していたり、救急箱に入っていたりと、日本より普及している背景の相違があるのかもしれません。

3 件のコメント:

  1. こういうのって困りますよね。順番決めて欲しいです!!

    でも実際の現場では、一度にワーッとやりますから、通常はまず酸素でしょうね。

    日本の病院では心電図をとったり、色々しますから、胸痛だけでいきなりアスピリンと言うのは少ないんでしょうかね。私もアスピリンを救急外来で指示したことはありません。その前に循環器の先生コールです。

    返信削除
  2. Kim先生、有り難うございます。
    アスピリンの前に循環器医コールというスタンスは、理想的な対応だと思います!

    返信削除
  3. ありがとうございます。それで良いんですね。

    勝手にアスピリンを投与すると怒られる事が以前あったので、、、

    返信削除