2010年4月11日日曜日

根本2

反応がない傷病者がいたら、呼吸を確認します。適切な呼吸がないと判断すれば、2度の人工呼吸を行います。そして脈拍チェック。

「この"2度の人工呼吸”はどんな意味があるのでしょうか?」
「人工呼吸せずに、すぐに脈拍チェックに移ってもよいのでは?」


うーん、確かに(笑)。

AHAは、脈拍チェックの前に2度の人工呼吸を推奨しています。
2度吹き込むことで、循環が回復する可能性があるのでしょうか。2度の吹き込みで、胸骨圧迫をしなくて済むようになった、なんてケースがあるのでしょうか。稀なケースかと思いますが。
小児の場合、脈拍60/分以下の微妙な不安定な状況のケースですと、ちょっとした呼吸の吹き込みで、脈拍が増えたりと、回復傾向を示すことがあるのでしょうか?この辺は、自分としてはあまり経験がないので、何とも言えません。

"2度の人工呼吸”には、確たるエビデンスはきっとないんだろうな、と推測しますが、何かご存知な方は是非教えて下さい。

2 件のコメント:

  1. 私も知りたいです!!

    ERCは小児の場合5回の人工呼吸を勧めています。

    http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/erc/ERC-06.htm#a

    ノックを2回するのと同じ理由でしょうか??

    http://www003.upp.so-net.ne.jp/yuminoya/MamechiBOX/mamichi-knock.htm

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  2. Kim先生、ERC情報有り難うございます。ノック2回と同じとは、なかなか感銘を受けました(笑)!

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