2010年4月17日土曜日

誤挿管

気管挿管の誤挿管の記事です。
お亡くなりになった方の御冥福をお祈り致します。

医療の技術が発達しても、このような事例は時々お見かけ致します。ゼロにはなりませんね。
”いかなる措置も正確さが必要”との市長のコメントは、もちろんその通りで、皆、100%を目指すわけですが、残念ながら医療に100%はありません。

どのような確認をして、どのような結果だから、正しい挿管がされたと判断したのでしょうか。
なぜ誤挿管に至ってしまったのか、分析頂きたいものです。

気管挿管の有効性は明らかでないわけですし、救命士が無理してやらなくてもよいのかなあ、と思ってしまいますね。

3 件のコメント:

  1. この方は水死となっているようですね。気管内に水分が多いと、例えばEDDは気管内にないという検査結果を出します(が今回はそういう風じゃないですね)。

    どちらにしても、100%は無理です。今回の事例はもちろん検討が必要ですが、仕方がないと思いますが、、、、

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  2. 不思議ですね。一昨年の臨床救急の学会場では食道挿管率が高いので現場での気管挿管の実施については検討が必要だとの議論がありました。そのときに提示されていた症例のどれもがここまで記事になることはなかったのではないかと思いますが・・。
    食道挿管はどんなに挿管がうまい人でも起こしうる事態ですので、研修医の先生には食道挿管をしてしまったことよりも、それに早く気付いて対処することに重きを置いて指導しています。ついこの間も術前の全麻のときに研修医の先生が食道挿管されて、麻酔科の指導医の先生が同じようにご指導されているのをみて、同じだなぁと感じました。
    この症例も正しい挿管ではないとすぐに気付いて抜管して搬送していれば、と思ってしまいます。

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  3. Kim先生、consommeさん、コメント有り難うございます。
    おふたかたともに、まさにその通りと思います。
    このちっぽけなブログで、貴重な御意見を共有できることは本当に有り難いと、改めて思ってしまいました。有り難うございます。

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