2010年10月11日月曜日

AHA ACLSコース無事終了。

今回のACLSコース、大変よかったです。質の高いインストラクションはもちろん、雰囲気も良く、涙あり、笑いあり、当初表情の硬かった方も、最後には大変に朗らかな表情でした。質問も多く、随所で活発な議論が交わされました。終了時の受講生の表情や、アンケート結果は大変良く、受講生の満足度の極めて高いコースになりました。参加頂いたインストラクターの方々のお陰です。有り難うございました。

コースそのもののみならず、繰り返しの復習が重要なこと、現場での実践こそに意味があることなど強調したことが、伝わったのではないかと思います。日常で心肺停止の状況に接する機会は多くないとしても、日々患者さんを目の前にしている医療従事者にとってBLS primary survey/ACLS secondary surveyの視点で常に患者さんに接する習慣を付けるとよいと思いますし、日々の職場でteam dynamicsの考え方を応用することも大変有用と思います。心肺蘇生術のみならず、様々な状況で役立つことを御理解頂けたような気がします。

コース前夜、1日目の夜、2日目の夜、と3日連続で呑んでしまいました。これが今回の反省点です(笑)。

2 件のコメント:

  1. 三連休のさなかのコース開催、大変ご苦労様でした。お手伝いに行けなくて申し訳ありませんでした。先生のブログのことは以前から噂に聞いていましたが、今日依頼原稿書きのためのエビデンス探しでネット検索中に偶然に発見し、遅ればせながら(申し訳ありません)過去ログも含め読ませていただきました。読み始めて直ぐに、「ああ、これが先生のブログか」と気づきました。とても充実しているブログです。これを続けておられる先生に敬意を表します。さらに先生の臨床経験とAHA BLS/ACLSコースが日常的にリンク(臨床と教育のクローズド・ループ・「フィードバック」ですね)していることにも素晴らしいと感じました。臨床での実践なきインストラクションはバーチャルであり、受講生の行動を変えることは難しいと常々思っています。特に経験豊かな循環器医や救急医にインストラクションするときは、非常に重要なことです。AHAインストラクター・CDとしての先生の高い力量が、テキストや文献を読み込むこととともに豊かな臨床経験によって裏付けられていることが良く理解できました。また、個人的にはPCIに対する先生の考え方も循環器内科医として共感できます。是非今後とも頑張って情報発信を続けて下さい。私も、勉強させていただきたいと思います。宜しくお願いします。

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  2. 大先生からの重厚なコメント、びっくりしました。励みになります。有り難うございます。地味に続けていこうかと思っています。御指導宜しくお願い致します。

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