2011年1月23日日曜日

タバコ嫌い

先日院内開催のICLSに参加しました。コースそのものはparamedicalの面々が活発に活躍して、滞りなく終了致しました。その後インストラクターの懇親会がいつものように開催されました。自分は、緊急カテで呼ばれてしまい、最後の30分くらいのみしか参加できませんでしたが、いつも以上に相当に激しい飲み会だったようで。。。。それはそれで問題ですが、個人的に、気になった事はタバコです。貸し切りの飲み屋に入った瞬間、タバコの煙充満。いつもそうですが。。。結構な人数の方が喫煙しておりました。
タバコは吸っているひとは自身の健康を害することは自己責任でやむを得ないとして、しかしながら、自身のみならず、周囲に迷惑をかけることが大問題です。

あるデータによると、受動喫煙により虚血性心疾患や脳梗塞リスクは30%増え、その他呼吸器疾患等も当然増えます。家庭の受動喫煙で全死亡リスクが34%増加したとのデータもあります。受動喫煙は環境基準を2万倍上回る重大な環境汚染問題と考えられます。
受動喫煙による命の危険を測る指標として、微小粉塵濃度(PM2.5)というものがあるそうです。空気力学的直径が2.5umまでの粉塵濃度(PM2.5)が10ug/m3増加すると全死亡が24時間で1%(急性影響)、年間で6%(慢性影響)増加するとのこと。
商業施設内PM2.5の図です。



自由喫煙の居酒屋は、700ug/m3とのこと。"緊急事態”を越えている感じです。。。ががーん。


命を救うための心肺蘇生教育活動をしているはずなのに、周りの命に悪影響を与えている可能性。寂しくなります。
禁煙してほしいなあ。
自分の周囲のAHAインストラクターにはそんな人はいません。

参考、出典:禁煙学 改訂2版 日本禁煙学会編

2 件のコメント:

  1. 難しい問題ですよね。

    循環器の先生でも吸っている先生いますよね。あとタバコを吸う場所が限られているから、そこでのコミュニケーションがバカになりません。性格がかなり悪い先生でも、タバコをすう所でスタッフの愚痴をか聞いてあげているから人気があったり、、、、僕も吸おうかななんて思う事もあります(^.^)。

    私は服がタバコ臭くなるのが最近嫌です。今まではあまり気にならなかったのですが、、、、、

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  2. Kim先生、有り難うございます。
    おっしゃるとおりタバコ文化のメリットも有るのかもしれません。が、デメリットが遥かに凌駕するでしょう。
    服などについたタバコ臭も健康を害する原因となりえるようで、サードハンド・スモーキングというらしいです。

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