2011年1月23日日曜日

BLS for HCP G2010暫定コース

はじめて、BLS for HCPのG2010暫定コース(更新コース、通常コース)にお邪魔しました。所用あり、通常コースの途中で退席しましたが、拝見した限りは試行錯誤しながらも、順調な運営でした。

DVD操作、進行を担当する者にとって、DVDのABC部分の扱いが一つのポイントでしょうか。ABCを流さず飛ばしたり、早送りしたりとスムースにできればよいですが、なかなか器用なDVD操作が皆にできるわけではありません。ABCをそのまま流しつつ、言葉で補足するのが自然でしょうか。決まった方法はありませんが、受講生の混乱を招かないよう気遣う対応が必要と思いました。

(ITCの内規で)ABCのassessmentのPWWを飛ばしたら、その後の実習で脈拍触知の方法がおろそかになりがちな現象が生じました。ABCのPWWをやらせるのもおかしなもんだし、どうすればよいのかな。CABの実習でしょうか。いずれにせよ、脈拍触知方法のやり方を指導する時間は作るべきかもしれません。

インストとして、一番戸惑う部分ははやり、初めの呼吸確認でしょうか。
briefly checks for no breathing.....とありながら、5-10秒かける点。

「ざっと、5秒かけて確認しましょう!」  矛盾してる感じ(笑)言ってて恥ずかしく感じるのは自分だけ?(笑)

Instructor Networkのonline BLS updatesでは、脈拍確認の時に同時に呼吸も確認すべき、、、なる言葉もあったから、尚更、初めの呼吸のcheckは”briefly”で良いような気がします。
G2005では反応確認で、反応なければすぐに救急通報AEDでしたが、G2010では、素直にやれば、反応確認に続き呼吸確認をしますから、G2005のときより5秒程救急通報が遅れます。この遅れが、違和感ありありでした(笑)。
チェックリストには順番が指定(HCP:反応→呼吸→通報(HS:反応→通報→呼吸))されていますが、ぶっちゃけどうでもよいでしょう。そこにサイエンスはありません。反応の確認は当然一番先にするとして、呼吸確認、救急システム立ち上げ+AED要請はどちらが先でもよいでしょうし、ついでに言うなら、脈拍確認を含めたこの3つの順番もどうでもよいのでは。重要なことは、迅速にcompressionを開始することでしょう。
G2010の正式マテリアルでは、受講生もインストラクターも、違和感なく、自然に受け入れられるような形になるとよいなと思いました。

近々当施設でもBLS for HCP、ACLSの2010暫定コース開催予定です。多いに参考になりました。有り難うございました。

4 件のコメント:

  1. 私は未だアップデートを済ませていません。いけませんね。

    ネットでBLSとPALSはすませたのですが、ACLSのビデオが見られません。

    Macは駄目なのかな,,,,,

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  2. Kim先生有り難うございます。
    私は、Macで、BLSと、ACLSのonline updatesできました。
    でも私の周囲でもバグがあると文句言っている方もいますから、システムが不完全なのかもしれませんね。

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  3. G2010暫定BLSコース、お疲れさまでした。

    あれ、AHAの指示だけでは一筋縄ではいきませんよね。私も反応確認のPWWのところは飛ばしています。そうすると脈の確認でグタグタになるのはどこも同じですね。

    私は、C-A-Bビデオの前半を見てもらった後、アルゴリズム表(ハイライトではなくG2010原著だけに載っているやつ)を和訳したハンドアウト見てもらいながら、受講者と対話式に新しい流れを確認。そのときに脈拍触知のやり方も説明しています。1-2回練習して、その後、C-A-Bビデオの後半を見てもらってから、一連の流れへ突入という感じです。

    アルゴリズム表を手元においておいて参照してもらうのがポイントかなと思ってます。

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  4. めっつえんばーむさん、コメント有り難うございます。暫定コースだけに、確たるスタンダードがなく、みなさん細々工夫しているみたいですね。参考にさせて頂きます。勉強になります。

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