
12誘導心電図の記録が終わるとほぼ同時くらいでちょい当て心エコー。描出不良だが、左室は良く動いていそう。上行大動脈に明らかなflapなし、ARなし。心嚢液なし。胸骨上窩から大動脈弓部を覗くと、、、おお!やっぱり!
大動脈弓遠位、左鎖骨下動脈分岐直後から可動性を有するflapあり。急性大動脈解離の確定診断。恐らくStanford B型。
搬入後5分もかからず、診断がつきました。ちょうど静脈路も確保できたので、ミリスロール、ペルジピン、インデラルでガンガン降圧!人手が増えて、モルヒネオーダー。血圧落ち着いたところで、痛みも和らぎ、造影CT撮影へ。案の定、急性大動脈解離Stanford B型でした。
今日も、エコーが役立ちました。
以前の職場で、心エコーの動画ライブラリ作成プロジェクトに関わりました。当時のPCサーバーでは動画を扱うのが一苦労で、妥協策として2~3心拍のみ記録することで逃れていました。20年前の思い出です。
返信削除