2010年8月24日火曜日

CVIT2010

8/22-24仙台でCVIT2010が開催されました。心臓カテーテル治療に関する学会です。新規オープンしたウエスティンホテルでの開催です。奇麗でしたが、さすがに狭く、エレベーターが大行列だし、今ひとつ過ごし心地は良くありませんでした。インターベンションに関して印象に残っているのは、手技を行う際に、組織病理(Histopathology)をイメージすることが、CTO治療の進歩に大きく寄与した、と複数の"master"の先生方が仰っていたこと。
無造作に操作してはいけません。繊細な操作とともに、Histopathologyを意識し、少しづつワイヤーを進めていくんですね。マレーシアからのCTOライブ中継では、Histopathologyの"H"も感じられないような大雑把なワイヤー操作でしたが(笑)。

個人的には、北里大学の猪又先生の、急性心不全の急性期でも(慎重に症例を選択し)積極的にβ遮断薬を投与していく(と予後が良い)という話や、国循宮田先生のHITのお話など、ランチョンが思いのほか勉強になりました。

いちばん、印象に残ったのは、牛タン屋 「閣」の牛タンのたたきです(笑)。仙台歴の長い方曰く、仙台で一番おいしい牛タン。
ちょっと食べかけですが、記念写真とりました。

初HSAED

先週末にHSAEDにインスト参加しました。成人、小児のCPR、AED、窒息の対処のコースです。お恥ずかしながら、初参加(笑)!HCPとのビミョーな相違や、院外設定(当たり前)、DVDではシナリオシーンが頻発したり、と細々したところで慣れが必要と思いました。それでも、DVDは何度も見返していたので何とかこなすことができました。受講生は某製薬会社の社員の皆さん20名以上で、みなmotivationが高く、楽しい時間を過ごしました !
でもBLS for HCPのほうが楽しいかな、個人的には。医療従事者とのdiscussionが楽しいです。どっぷり医療業界に浸ってますから(笑)。ACLSのほうがもっと楽しいけど(笑)。
コース後は、おいしいおそば屋さんで懇親会をしました。おそば屋さんのご主人はsudden death survivor(!)ですって、若いのに。

2010年8月17日火曜日

ポータブル心エコー

循環器診療の分野において、超音波検査の有用性は言うに及ばず、超音波検査なしでは循環器診療は成り立たないくらいの大きな存在となっています。超音波機器の小型化も徐々に進んでいます。これまでもポータブルエコーと称する機器が色々と開発され、現場に提供されてきましたが、台車がデカかったり、意外とポータブルではない(笑)、のが正直なところ。

しかし、これはまさに、ポータブル(感動)! GEのVscan。







しかも、画像はかなり奇麗。十分に使えます。ちょい当てエコーに最適。白衣のポケットに入ります。動画、静止がも保存できます。
定価98万円!(笑)。個人でも、頑張れば買えます(笑)。

ただーし。2Dと、カラードップラーのみで、PW、CWは使えません。
これは痛い!ちょい当て心不全評価としては、PW、CWは欲しいところ。
バージョンアップの後継器を狙おうと思います、自分としては(笑)。

いずれ、ipadとか、iphone用の、bluetooth等無線経由で使えるプローベのエコーアプリが出るんだろうなあ。


そういえば2

先の記事の関連事項。
自施設のBLSコースに、他の某ITCのインストラクターの方に参加頂きました。同じAHAとはいえ、異なる環境で活動しているインストと共にコースを経験するとお互い何らかの学びを得ることあるはずですから、互いの成長が主目的です。

その、他ITCの方のインストラクションの感想。質の高いインストラクターの育成に力を入れているJCS-ITC畑の自分としては、正直なところ少々物足りないインストラクションでした。彼自身の問題というよりは、彼への教育、ITC(もしくはTS)の姿勢が問題のように感じました。その彼はある意味犠牲者なのかもしれません。久しぶりのインストラクションという背景もあったようですが、いずれにせよJCS-ITCではモニターも合格しないレベルのインストラクションでした。
しかし、motivationの高い方ですし、秘めたpotentialも高いです。他ITCにインストラクション志願をしてくる前向きな姿勢も素晴らしいです。どこのITC所属でも、基本的な思いや目指す所は同じですから、当方としても機会あらば微力ながらも貢献できることはしていきたいと思っています。互いに切磋琢磨して学んでいきたいと思っています。

その方の所属TSのコース運営についても少しお聞きしましたが、かなりJCSとは異なった方式のようでした。
善し悪しは別として、同じAHAでも、色々なやり方があることを改めて教えて頂きました。自分にとっては、一つの学びです。

最近は自施設のコースにかかりっきりで、他の施設のコースにはなかなか参加できていません。視野が狭くなるのが心配です。
JCS-ITCの他施設のコースや、他ITCのコースも見学、参加しに行きたいとも思いました。

最高齢

先の教授先生の記事を書いて、思い出しました。そういえば、先月は、某大学循環器内科名誉教授、現某心臓系財団理事の超大先生がBLS-Rを受講されました。嬉しいことです(泣)。

大先生の年齢、なんと、80歳!!!

自分が経験したコースでは、最高齢!

80歳とは思えぬ程若々しく、強く速い胸骨圧迫もばっちり。びっくりしました。感動しました。

偉いヒトは、体力、気力が人並みではございません。

2年後、またBLS-Rでお会いできることを期待しています。
その前に、ACLS-Rで会えるか(笑)!?

循環器教授2

またまた久し振りの更新。

先週末はBLS、BLS-R、ACLS-Rを開催しました。
BLS-Rには、某大学の循環器内科教授先生が受講されました。JCS-ITCのコースとしてはもはや珍しいことではありません
今回も、看護師が教授先生のインストラクションしましたが、教授先生のアンケートではインストラクターを激褒め!花丸(笑)がつけられ、最高評価でした。いろいろな意味で嬉しいです(涙)!

AHAインストラクターは質の高さが売りですが、JCS-ITCは特にその辺のこだわりが強いITCです(と勝手に思っています(笑))。
教授先生にも堂々とインストラクションできるようになりたいコメディカルの方、連絡ください(笑)!


教授先生はその社会的地位の高さにも関わらず大変謙虚な姿勢でコースに臨んでおり、感心しきりです。手技も素晴らしいレベルでした。