2010年10月31日日曜日

胸部叩打

「前胸部叩打法は,除細動器がただちに使用できない場合に,目撃され,モニターされている不安定性 VT(無脈性 VT を含む)の患者に対しては使用を考慮してもかまわないが,それが CPR やショックの実施を遅らせてはならない。」

G2010において、G2005よりちょっぴり復活した胸部叩打。

先日、ある著名な不整脈専門家の講演を聞く機会がありました。
心外膜側に起因するVTと、心内膜側に起因するVTがある、といった少々マニアックな話がでました。
微妙な刺激(超低刺激)で不整脈に影響を与えうる胸部叩打。外からの刺激を受け易そうな印象の心外膜側VTは、心内膜側VTより、胸部叩打が有効である可能性があるかどうか質問しました(笑)。

一瞬、間があったのち、「そんな手技、どちらにも効かないでしょ?」 と一蹴されました(笑)。

確かにその通りかもしれません。基本は電気的除細動(もしくはcardioversion)です。
ただ、一応、G2010では、G2005の時より若干positiveに記載されている旨お伝えしておきました。興味なさそうでしたが(笑)。

2 件のコメント:

  1. 2010年では少し評価されたんですね。知りませんでした。

    昔「振り返ればやつがいる」で織田裕二が何度もやっていたのを思い出します。かっこいいですが、意味ないんでしょうね。

    返信削除
  2. Kim先生、有り難うございます。評価された、、という程でもないかもしれませんが。。(苦笑)。

    返信削除