2011年2月8日火曜日

2010Handbook の Electrical Cardioversion Algorithm

今週末は自施設でのAHA ACLS G2010暫定コースを予定しています。遅ればせながら(笑)、先日2010Handbook of Emergency Cadiovascular Care for HCPを購入し、更に遅ればせながら(笑)、パラパラと見ております。へえ。ちょっときづいたこと。

P13 Electrical Cardioversion Algorithm。

除細動の時のパドルの押しつけが、"about 15-25pounds" になっています。約6.8-11kgということですね。ACLS resource Text P41には" at least 25 pounds"と記載されています。
まあ、6.8kgも、11kgも、感覚的によくわからんからどうでもよいかもしれませんが(笑)、なぜ変わったんでしょう。なにか、推奨が変わる根拠でもあったのかな? 12kgで押し付けて肋骨が折れたとか(笑)。

もう1点。同ページ。

パドルもしくはパッドを付けて、充電ボタンを押し、充電完了した(fully charged) とき、安全確認の言葉を発します。「3つ数えてショックします、、、皆さん離れて、、」などと言う訳ですが、注目すべきは、" Chest compressions should continue until this anouncement."という記載。
フル充電後安全確認の言葉を発するまでは胸骨圧迫継続すべき、、、つまり充電中は胸骨圧迫せよ、、と解釈できます。2005まではこんな記載はなかったように思います(10秒以上充電がかかる旧式除細動器の時の対応の記載はありましたが)。。うん、うん、納得です。最終胸骨圧迫から通電まで5秒以内を目指さないといけませんものね。コースでも、現場でも、これが達成できていることは大変少ないですものね。
個人的には、やっぱりこの方法がよいと思っています。

2/16再訂正しました。やっぱり充電中も胸骨圧迫ですね。

2 件のコメント:

  1. 先生ハンドブック買われたんですね。私はまだ買っていないので、パラパラとでも読まれた先生はすごいです!!

    充電中の圧迫に関しては2005が出た時も同じ事を言っていた気がしますね。明らかにそう書いてあるのであれば、変わったんですね。

    でもパドルを当てながら圧迫は難しいかもですね。やぱりパッドにということなんでしょうか。

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  2. Kim先生有り難うございます。確かに、パドルだと、なかなかやりづらいです。。2010もやっぱりパッド推奨って書いてありますよね。

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