背板、ですね。
胸骨圧迫において、適切な深さを得るためには、下が硬い必要があります。
ガイドライン2010では「CPR中のバックボードの使用についてはエビデンスが不十分で,反対意見もある」とされ、「使用する場合は,CPRの開始が遅れないように注意し,CPRの中断を最小限に抑え,,」あまり肯定的なニュアンスではありませんでした。
このステートメントでは、「バックボードは至適な深さを達成するためによく使われており、救助者の労力も軽減する。可能な限り素早くバックボードを入れたり、硬い地面に移動したりすることを勧告する」と、若干肯定的な表現になったような気がします。
質の高い胸骨圧迫への意識の高まりでしょうか。
我々の普段のコースでは当たり前のように硬い地面や台の上でトレーニングしていますので、正直あまり意識していません。よろしくないですね。
たまには、柔らかいベッドの上でのトレーニングも交えることができるとよいですね。
ずいぶん昔、どこかのACLSコースで、患者の反応が無ければ、院内救急コール、たくさんの人、AED、救急カート、背板を要請すること、と教わった気がします笑 なつかしい。
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