2010年2月7日日曜日

歯磨き

最近の心電図モニタのアーチファクトの原因は何?とのご質問をKim先生から頂きましたが、残念ながらわかりません。
お詫びに、原因が特定されているアーチファクトを提示します。





有名な、歯磨きアーチファクトです。300/分くらいで、素早い磨きかと思われます(笑)。

2010年2月4日木曜日

幅の広いQRS頻拍

肺塞栓で入院中の高齢者。
看護師からVT様の波形が出たと、担当初期研修医に連絡がありました。





確かに、一見、幅の広いQRS頻拍。
初期研修医は、研修医なりに考えた結果、上室性頻拍+変行伝導と解釈し、上級医にも連絡しなかったようです。。。。。。うーん。
VTです!!!と上級医に慌てて連絡してきてくれる初期研修医だと安心します。
優秀な人ほど、考えすぎてしまうのでしょうか。これをVTではなく、上室性頻拍と考えしまうことは、危険性を秘めた対処につながります。初期研修医にはシンプルに幅広いQRS頻拍=VTと教えてしまった方がよいかもしれません。

さて、この波形、先日と同様、やっぱりアーチファクト(ノイズ)です。矢印のところに元来の洞調律由来のQRSが重なっていると思われます。
結果的には、VTでなく、患者さんには何の問題も生じていないのですが、、二重の誤りが幸いでした(苦笑)。

2010年2月3日水曜日

日本循環器学会ガイドライン

日本循環器学会から、ガイドラインが新たに公開されました。

肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン(2009年改訂版)
不整脈薬物治療に関するガイドライン(2009年改訂版)

残念ながら、「循環器医のための心肺蘇生・心血管救急に関するガイドライン」はまだ公開されていません。

しあわせ

失神で入院した高齢者。心電図モニター装着していたらこんな波形が出ました。



VT?? モニターの自動解析は"V-FIB/TACH "すなわち「心室細動/心室頻拍」と解析しています。

VTが出たと思った担当医(非循環器医)は循環器科にコンサルテーションしてきました。「幅の広いQRS頻拍、起源がわからなければVTと考えよ、、」基本的かつ重要な考え方ですから、コンサルテーションに何の問題もありません。
ただ、循環器医としては、この波形を見れば一瞬にしてアーチファクトとわかります。このコンピューターの自動解析はいまいちですから、フィードバックする必要がありますね。
幅の広いQRS(らしきもの)のなかに、元来の洞調律の幅の狭いQRSが混在(赤矢印)していることがわかります。RR間隔はほぼ一定で、正常洞調律にノイズが重なっていることがわかります。



コンサルテーションしてきた先生は、救急にもたずさわる大変優秀な方でしたので意外でした。

自分も、他科の先生方からすると”当たり前!”というようなことを日々コンサルテーションさせて頂いていることを改めて認識します。皆、助け合ってより良い医療を提供できているのでしょう。お互い相談し合える今の環境は恵まれていると思います。感謝、感謝。

2010年2月2日火曜日


東京も久し振りに積もりました。

適応外使用に係る医療用医薬品の取扱いについて

アミオダロンの適応外使用に関する件。
Heart View2010年2月号薬剤溶出ステント(DES)の特集の文献の一つ(On labelとOff label(適応内使用と適応外使用)加藤義紘、木村剛)に関連記事がありました。DESも現実的には適応外使用が多く行われています。

平成11年発行された「適応外使用に係る医療用医薬品の収扱いについて」において、
「外国において、既に当該効能又は効果等により承認され、医療における相当の使用実績があり、その審査当局に対する承認申請に添付されている資料が入手できる場合、既に当該効能又は効果等により承認され、医療における相当の使用実績があり、国際的に信頼できる学術雑誌に掲載された科学的根拠となり得る論文又は国際機関で評価された総説等がある場合、は臨床試験の全部又は一部を新たに実施すること
なく、当該資料により適応外使用に係る効能又は効果等が医学薬学上公知であると認められる場合には、それらを基に当該効能又は効果等の承認の可否の判断が可能であることがある、、、」

要するに、適応外(オフラベル)使用が必ずしも”否”というわけではなさそうです。ただ、保険償還されるか否かは別問題です、当然。

2010年2月1日月曜日

イングリッシュ


先週はCCT2010という学会で神戸に行きました。心臓カテーテル関係のかなり大規模な学会です。外国からの参加者も多く、公用語は英語です。みんなふつーに英語です。国際色豊かでした。色々と学んだことが多かったのですが、不慣れな英語だけに理解も半分、、、という局面も多々ありました。
循環器の世界では、このCCTのみならず、日本循環器学会はじめ、多くの学会や学術集会が公用語として英語を採用しています。かつては、英語が出来れば一つの長所になる、という感じだったでしょうが、今や既に英語は出来て当たり前、の世界になっているようです。英語が出来ることが前提になってきています。出来てプラスではなく、出来ないとマイナス。純日本人の自分としてはなかなか辛いところです。もっともっと慣れなくてはいけません。ということで、このブログも英語にすることにします。

うそです。