先日某社の会議室で、ベイエリアレトログレードコースなる会に参加させて頂きました。CTO治療の第一人者、昭和大学北部病院の落合教授のCTOに関する講演をたっぷり3時間聞ける、お得な会です。普段の学会の10−20分ほどのお話では聞けないようなことも聞けて、大変感銘を受けました。CAGの撮影の仕方から、手技中の基本的な注意事項、retrograde approachのtipsまで、ひとつひとつに論理的根拠があり、説得力がありました。
彼のCTO治療に対する信念にもうなずきました。可能な限り成功率を高めるという考え、特殊な事情がなければ全例8F FA両刺し、なるほどです。
一部で流行っているCTOへのSlender PCIをばっさり切っていました。聴衆の中には、Slender PCIの第一人者の先生もいらっしゃいましたが、論争にはなりませんでした(苦笑)。
頑強な信念をもって治療に挑んでいる落合先生に、更に尊敬の念を覚えました。
この本の改訂版も御執筆頂けるようだと、うれしいですが。
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