院内ICLSの主要メンバーが転勤になるということで、大送別会が行われました。
心肺蘇生教育に積極的な方々はパワフルで、そして、飲み会もパワフルです。
元気な若者達が叫んでいた言葉に、個人的に気に入ったフレーズがありました。
会の雰囲気が少し静かになったとき、
「空気がasystoleだぞ!?」
「5H、5Tの鑑別!」
「H、H、H、、、ああ!Hypoalcoholだっ!!]
「alcohol急速注入!!」
と言って、皆さんご機嫌に"一気"です。。
そのときは面白かったんですが、文字にすると、たいしたことないな(笑)。
いつもこのブログで勉強させていただいております。
返信削除私は救命士で循環器領域に非常に興味があり、ACLS等学んでおります。
さて、質問をさせていただきたいのですが、AMIに対する患者で線溶療法を選択するか、PCIを行うかの基準や、判断等はどのようにされているのでしょうか?
AHAガイドラインに ”stemi線溶療法のための胸痛チェックリスト”がありますが、救命士が院外でこのチェックリストをできる範囲で実施することは、何かの役に立ちますでしょうか?
お忙しい中、申し訳ございません。よろしくご教授願います。
ABCDさん、コメント有り難うございます。
返信削除個人的見解を書かせて頂きます。
日本の実情としては、多くの施設で、STEMIに線溶療法を行うことはなく、殆どのケースがPCIを選択していると思われます。地域の医療事情などで血栓溶解療法を施行されている所もあるかもしれません、ご自身の地域事情を確認してみてください。
血栓溶解療法よりPCIが早期再灌流療法としては優れていると考えて頂いて差し支えないでしょう。
施設によっては、線溶療法を先行して行い、その後PCIを行うところもあります。
一般的な現状においては、救命士がSTEMIに対し線溶療法のチェックリストを実施するメリットは大きくない気がします。患者の情報としては役立つことはあるでしょうが、そのチェックリスト作成のために搬送が遅れるような事態が生じるとしたら、それは問題でしょう。
異論のある方がいらっしゃいましたら、御指導お願い致します。
早速のご回答ありがとうございます。
返信削除確かにAHAのガイドラインは米国基準ですので、それをそのまま日本のプレホスピタルに当てはめることは難しいですね。
AMIを含めて全ての救急患者の搬送が遅れてはならない。まさしくその通りですね。
何点かご教授頂きたい事があるのですが・・・
①線溶療法よりPCIが勝るのは、再灌流症候群(特に出血性病変)の危険があるからでしょうか?
②循環器の先生方から救命士に対して、病院収容連絡や申し送り等で求める事を教えてください。
私流ですが・・・
モニター所見(特にCM5)
バイタル全て
痛みの発症時間、持続時間、性情、部位、移動性の有無
冷感、嘔気の有無
危険因子の有無
心音、肺雑音があるかないか
などです。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
HとT良いですね。面白いですよ!!
返信削除他にHyper oyaji-gagもありますね。
short sleep time(当直明け)
会話の中断は10秒以内、出来れば5秒以内にしましょう!
過剰なアルコールも避けましょう。ビール1本は6-8分程度かけて飲むのが適切かも知れません(日本送別医学会のガイドラインより)。
まじめな話題のあとにこんなコメント済みません。
Kim先生、有り難うございます。日本送別医学会のガイドライン、また教えて下さい(笑)。
返信削除ABCDさん、タフな質問有り難うございます!
一言でいうと、PCIの方が、出血性合併症は少ないし、再灌流をほぼ確実に得られるので、優れているものと思われます。
御指摘の情報を提供頂けると勿論助かりますが、個人的には、ACSを疑う患者は至適な施設(PCIが迅速に可能)に、出来るだけ速やかに搬送してさえくれれば、満足です。
12誘導心電図を記録して、病院に送信してくれれば、これはより早期の再灌流療法施行につながりますのでかなりありがたいです。
ありがとうございます。
返信削除まずは何より迅速な搬送ですね。3つのRの基本を大切にします。
地域にもよりますが、救急車に12誘導心電図を搭載している救急車は少ないと思います。横浜市には搭載されているそうです。
12誘導欲しいです・・・
モニターではCM5かNASA誘導くらいしか分かりません。。