2009年11月12日木曜日

また、、、

その後、また一例ありました。
重症心筋梗塞で入院中の患者。PCIから1週間程経ち、病状は落ち着いていたのですが突如ショックとなりました。原因検索や、中心静脈路確保など対処中に心肺停止、PEAになりました。
結論としては、CTにて後腹膜腔に巨大血腫を認め、この出血によるhypovolemiaでした。カテとは直接の関連はありません。抗血小板薬は複数投与されていました。
血栓症と、出血性合併症は本当に紙一重で、特に高齢者はなかなか難しいです。



2 件のコメント:

  1. しかし、先生の病院は重症な方が多いですね。

    私は今整形外科なので、急変はめったにありません。が、こういう人たちこそ、ACLSを学ばないとですね。

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  2. めったに起こらないけど、たまに起こるのが怖いですよね(苦笑)。
    御指摘の通り、めったに起こらない環境の人こそ、シミュレーショントレーニングが大事ですよね。

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