先週末のACLSコースで話題にでたこと。急性冠症候群のMONAの話。ACLSリソーステキストP196にはMONAの投与順はアスピリン、酸素、ニトロ、モルヒネ、であると書かれていることは以前このブログでも書きました。
ECCハンドブック2005 P28を見ると、MONAの投与順は酸素、ニトロ、アスピリン、モルヒネ、と明記されていました。
ECCハンドブック2008 P28には、酸素、ニトロ、アスピリン、モルヒネの順に記載されてはいますが、2005版と異なり"投与順"とは明記されていません。
書いてあることが微妙に異なるんですね。受講生は混乱しそうです。
我々の周囲では、アスピリンは酸素、ニトロより後に投与することが多い、といった意見が主流です。
リソーステキストの記載については、アスピリンを救急隊が所持していたり、救急箱に入っていたりと、日本より普及している背景の相違があるのかもしれません。
こういうのって困りますよね。順番決めて欲しいです!!
返信削除でも実際の現場では、一度にワーッとやりますから、通常はまず酸素でしょうね。
日本の病院では心電図をとったり、色々しますから、胸痛だけでいきなりアスピリンと言うのは少ないんでしょうかね。私もアスピリンを救急外来で指示したことはありません。その前に循環器の先生コールです。
Kim先生、有り難うございます。
返信削除アスピリンの前に循環器医コールというスタンスは、理想的な対応だと思います!
ありがとうございます。それで良いんですね。
返信削除勝手にアスピリンを投与すると怒られる事が以前あったので、、、