2009年2月21日土曜日

AED充電中の胸骨圧迫

2008年9月の話。

胸骨圧迫の中断は最小限にすることがHigh Quality CPRのCritical Conceptであるな
ら、AEDの充電中にも胸骨圧迫を再開したほうがよいのでしょうか、という受講生か
らの質問でした。

反省会で出た意見としては、
①充電中も解析が継続しており、胸骨圧迫再開は誤解析につながり、場合によっては
行われるべきショックが行われないこともありえる。
②アナウンスで”充電中です、患者から離れてください”と流れる(フィリプス製)
ので、アナウンスに従うのが原則だから、離れる。
③充電は恐らく10秒もかかっていないので、胸骨圧迫をその間だけ再開しても、冠灌
流圧は十分に上がりきらず、あまり有効性が発揮できないのではないか。

従って、AED充電中は胸骨圧迫をすべきではない、という結論になりました。
①の意見はこれまで耳にしたことがありましたが、真偽のほどを各AEDメーカーに確
認してみました。
フィリップスAEDと日本光電AED(G2005バージョン)は充電中にも解析が継続してお
り(ショック寸前まで継続している)、胸骨圧迫再開により誤解析につながることは
ありえるとのことでした。一方、日本光電AED(G2000バージョン)と、メドトロニッ
クAEDは、充電中は解析は継続していないので、仮に胸骨圧迫を再開しても誤解析に
はつながらないとのことでした。

誤解析につながりうるAEDがたくさん出回っていることを考えるとやはり、AED充電中
は胸骨圧迫を再開してはいけない、とお伝えする方針が妥当と思われます。

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