2009年5月3日日曜日

病院外AED救命率が倍に(2009年3月29日朝日新聞)

古い話で申し訳ない(笑)。


恐らくこれは今年のCirculationに発表された論文が元ねたと思われます(Circulation. 2009;119:728-734.)。院外心肺停止の蘇生率が向上している嬉しいデータですよね。ただ、この向上には公共に配備されたAEDの恩恵はほとんどないようです。救急システムの発達がかなり貢献しているみたいです。市民によるAED使用での蘇生率向上のデータを出すにはもう少し時間が必要と思われます。この論文の驚くべき結果のひとつに、院外心肺停止の予後良好に寄与する因子として、気管挿管が挙げられていることです。High Quality CPRとの合わせ技なら効果あるのかもしれません。G2010作成に一石を投じるかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿