総合病院勤務医の日々の雑感、日常診療、特に循環器領域、BLS ACLSといった心肺蘇生教育等を中心とした日記です。 些細なことでも今日学んだことを皆様と分かち合い、明日に活かせれば良いと思っています。
2009年7月31日金曜日
cardioversion後の肺水腫
2009年7月30日木曜日
今日のcardioversion
2009年7月29日水曜日
脳卒中患者への酸素投与
2009年7月28日火曜日
Cardiovresion後の低血圧
2009年7月27日月曜日
除細動後の心機能低下
2009年7月26日日曜日
AHA Core Instructor Course
AHA Core Instructor Course(CIC)とは、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルなど、インストラクターとして必要な指導スキルの向上を目的としたコースです。非常に有用な学びが得られますが、かなりタフなコースです。AHAインストラクターになるためには受講する必要があり、その受講形態は主に3つです。インターネット、CD-ROM、クラスルーム形式。インターネットは英語のみ、CDROMは翻訳はあるものの基本は英語ですので、いずれも英語が得意でない方はなかなか難しいのが現状でしょうか。ただでさえ内容は盛りだくさん、かつ高度であり、特にインストラクション経験のない受講生は、十分理解することはかなり難しいように思われます。
2009年7月25日土曜日
2009年7月24日金曜日
残念。
拡張型心筋症に伴う原因不明の失神は突然死の高リスクであり,一方,拡張型心筋症では冠動脈疾患と異なり,電気生理検査で心室頻拍・心室細動が誘発されない場合にも心室頻拍・心室細動の発生頻度が高いことより,原因不明の失神を有する拡張型心筋症では,電気生理検査にて心室頻拍・心室細動が誘発されない場合にも植込み型除細動器治療が妥当とする報告もみられる(日本循環器学会 不整脈の非薬物治療のガイドライン2006)
ちょうど同じくらいの年齢の2人の拡張型心筋症患者さん。ともに原因不明の失神をきっかけに、植え込み型除細動器(ICD)をお勧めしたところ1人の方は植え込み、1人は同意が得られずやむなく経過観察としていました。
2009年7月23日木曜日
Cardioversion後のST変化
2009年7月22日水曜日
Cardioversionの徐脈性合併症
2009年7月21日火曜日
Cardioversionの頻脈性合併症
2009年7月20日月曜日
虚血性脳卒中に対する線溶療法のタイムリミット
2009年7月19日日曜日
電気的除細動による心筋マーカー上昇
ACC/AHA/ESC 2006 Guidelines for the Management of Patients With Atrial Fibrillation
2009年7月18日土曜日
今日もTOPIC
本日も昼前からTOPICに参加しました。主にライブデモンストレーションを見させて頂きました。難しいCTO(慢性完全閉塞)を当たり前のように開ける達人先生方の技術は本当に素晴らしいです。流行のRetrograde approachも素晴らしいですが、それが難しい時にantegrade approachに戻って結局開通させるclassicな技術。それが達人先生方の確たる礎になっていると改めて認識しました。
2009年7月17日金曜日
TOPIC2009
7月16日〜18日渋谷でTOPICというカテーテル治療の学会が開催されています。元々は心臓カテーテルの学会でしたが、今や下肢動脈や腎動脈、頚動脈など全身の血管治療についても盛んに行われています。今日は夕方前頃からの参加になりましたが、到着時に丁度講演中だった、小倉記念病院の横井先生の頚動脈ステント(CAS)のお話が大変印象的でした。頚動脈の狭窄に行うステント治療のことであり、脳梗塞を予防します。
不安定PSVT
2009年7月15日水曜日
動脈瘤破裂のPEA
2009年7月14日火曜日
右冠動脈の急性心筋梗塞のPEA
2009年7月13日月曜日
診断が難しかった急性冠症候群
2009年7月12日日曜日
電気的除細動の際、1インチ(2.5cm)離す理由
2009年7月11日土曜日
AHA BLS for HCP course後。ただし酔っぱらい。
cardioversionの合併症
Electrocardiographic changes 心電図変化
Arrhythmia and conduction abnormalities 不整脈、伝導異常
Embolization 塞栓症
Myocardial necrosis 心筋壊死
Myocardial dysfunction 心筋不全
Transient hypotension 一過性低血圧
Pulmonary edema 肺水腫
skin burns 皮膚熱傷
physical trauma 外傷
2009年7月9日木曜日
日本循環器学会(JCS-ITC)関東甲信越支部 BLS , ACLS 講習会ホームページ
2009年7月8日水曜日
cardioversionという言葉
2009年7月7日火曜日
不安定頻脈性心房細動
2009年7月6日月曜日
ISLSとAHA ACLSについての私見
2009年7月5日日曜日
ISLS受講その2
ISLS受講
自分はAHA ACLSインストラクターでありながら脳卒中についてはあまり精通しておらず、弱点の一つとなっています。先日のtPA講習会に続き、本日はなんとISLSコースを受講してきました。いわゆるシミュレーション講習会を受講生として参加するのは久しぶりですので少々緊張しました。ISLS(Immedeate Stroke Life Support)は、ICLSコースの脳卒中版とでも言うべきもので、日本人の国民病とも言える脳卒中患者への初期対応を学ぶ講習会です。
2009年7月4日土曜日
2度房室ブロックと迷走神経刺激手技
2009年7月3日金曜日
脳梗塞と急性大動脈解離
自分は循環器医であり正直なところ脳卒中患者の対応をする機会はあまりありません。しかしながらAHA ACLSインストラクターとしては脳卒中の初期対応について熟知しておく必要があります。経験不足を補う意味も含め、遅ればせながら先日日本脳卒中学会主催の「脳梗塞rt-PA適正使用講習会」を受講してみました。
脳梗塞は急性大動脈解離の約6%に合併しますが、急性大動脈解離症例の10~55%には胸痛や背部痛がないことが報告されています(Neurology 2000;54:1010)。したがって、脳梗塞超急性期にすべての症例において大動脈解離の合併を否定することは困難です。
実際の対応としては、t-PA投与前に四肢の脈拍触知を確認すること(Neurology 2003;61:581)、胸部X線写真の撮影をできる限り施行すること(Stroke 1999;30:477)が望ましいと思われます。そして病歴(直前の胸痛,背部痛)や身体所見(血圧低下、末梢動脈拍動の減弱もしくは左右差、大動脈弁逆流性雑音)、検査所見(上縦隔拡大)等から、大動脈解離を疑う所見が得られれば、t-PA使用前に可能ならば胸部造影CT検査や頸部血管エコー検査を考慮する必要があります。