左冠動脈回旋枝へのPCI。ステントをデリバリーしていたところ病変通過せず。回収すべく抜いてきたらステントのみ冠動脈内に残り、バルーンのみ抜けてきました。恐らく石灰化を有する狭窄病変にステントが引っかかってしまったと推測されました。中途半端なところにステントが残ってしまったので回収すべく色々な手を尽くしましたが、変に引っかかってしまったためか大変苦労しました。結局スネア(デバイス回収に使用する、先端がループになったカテーテル)や子カテなどを使用して何とかステントを回収することができました。
写真は、ガイドワイヤーに乗ったステントにスネアを引っ掛けて3者一体(ステント、ガイドワイヤー、スネア)にようやく抜けてきた像です。ステントが原型をとどめぬほどびよよーんと伸びています。
最近はステントの性能が極めて良いですから、脱落することが滅多になくなりましたが、今回は無理な操作もしていないように見えました(術者は自分ではありませんでした)が、いとも簡単に脱落しました。やっぱり注意が必要なんですね。ちなみに脱落したのはDESのEです。印象良くないなあ、、E。
大変な症例でしたね。血管の中に色々入れる手技は結構ストレスフルですね。
返信削除取れて良かったです!!
あたたかいお言葉有り難うございます。ほとんどはうまく行くんですが、そうでないこともやっぱりあるんですよね。
返信削除