2009年6月11日木曜日

cardioversionおあずけ

冠攣縮性狭心症疑いの方に心臓カテーテル検査を行いました。アセチルコリン負荷による冠攣縮誘発試験を施行。右冠動脈にアセチルコリンを注入した後、洞調律→心房細動になりました。検査は無事に終わりました(陽性)が心房細動は持続。
多くの場合は自然に治まりますので経過観察としていたのですが、翌朝になってもなお心房細動が持続していました。薬剤によるcardioversionでも良かったのですが、退院の時間が迫っているし、確実で手っ取り早い電気的cardioversionを選択。AHAはパドルよりパッドを推奨しているので、やっぱりパッドでしょ!とつぶやきつつ、パッドを開封し、前胸部と背部に装着し、モニターつけたら、あれ?洞調律(苦笑)。
今になって、自然に回復してしまいました。
患者さんにとってはよかったのですが、同期下電気的cardioversionを行いそびれた研修医は寂しそうでした。パッドももったいなかったです。
治療寸前に自然に回復してしまうことってよくありますね。電気ショックかけますよーという説明でびびらせると、ショックがかかってしまうのかもしれません(笑)。

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